北通り総合文化センター「ウイング」原子力郷土資料展示コーナー

大間町にある北通り総合文化センター「ウイング」内に、原子力展示コーナーがリニューアルオープンしました。東日本大震災による福島第一原子力発電所事故を経て、安全神話に基づかない新しい広報展示として、今までの原子力展示とは違った内容の解説を行っています。

リニューアルにより、原子力規制委員会による原子力発電所の再稼働の判断目安となっている「新規制基準とは何か?」をベースとした展示構成に変化し、デジタルサイネージ機器を多用した選択型の解説により、原子力防護の考え方である「深層防護」に基づいた原子力発電の安全対策について、詳しく知ることができます。

また、緊急時に原子炉内で行われる様々な安全対策について解説する「安全対策模型」が設置され、シビアアクシデントへ至らせない緊急時の対応について、映像と連動した演出により対策の具体的イメージを見ることができます。

一方、原子力と日常生活とのつながりを示すコーナーでは、放射線の一種である「ベータ線」を実際に測定できる測定ブースにより、食べ物に含まれる放射線について紹介しています。さらに、現在日本が置かれているエネルギー事情について紹介し、S+3Eの考え方に基づく、エネルギーミックスの重要性について解説を行っています。

担当業務:展示設計/施工